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2005年11月16日

大野一雄

先週の土曜日は 友達と横浜の馬車道に、映画を見に行った。 
ダンサーを撮った映画3本を続けてみる。
1番目のフィルムは、大野一雄の踊りをはじめて見る私にとって、とても新鮮だったが、素材が多すぎるせいか、焦点が絞りきれないような気がした。
2番目は 土方巽主演の映画。この人のおどりも初めて見る。ストーリーは単純だと思ったが、体から発散する気のようなものはすごい迫力だった。
3番目、ダニエル・シュミットによるフィルムは とても短いものだったが、素晴らしかった。
シンプルに 大野一雄のおどりの美しさが浮かび上がり、感動・・・!
私が一番 好きだった場面は、彼が、家で踊っているシーン。まったく別の世界に行ってしまっている大野一雄の後方の台所で お皿を持って、まったく日常的な雰囲気で彼を見ている奥さん。
この対照、バランスのうえにあの踊りがあるのだと感じたとき、彼の踊りの力がよりリアリティを持ち
素直に受け入れられる気がした。
映画の後、港までぶらぶら歩いて、海をながめる。

投稿者 yokomiura : 2005年11月16日 01:22

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