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2006年07月02日

眠れなかった夜

今回の旅行で、よく眠れなかった夜が3回ある。

一回目は、コペンハーゲンのホテルに泊まった時の夜。
そのホテルは、アンデルセンの人魚姫の像のある公園に隣接したホテルということで、
静かでいい環境で、じっくり睡眠をとってツァーに備えようと思ったのが、大間違い!
鍵をあけて 部屋に入ると、なんと 正面の窓の向こうを列車が走っている!!それも 乗客の顔が見えるくらい近く・・・
あわてて、窓を開けてみると、一階の私の部屋の窓の前は 列車の線路がはるか彼方まで何十本となくあり、5分おきに いろいろな形の列車が通り過ぎた。、音は 昼夜問わず、一日中、続き、最初は
驚きと落胆で茫然とし、しばらく怒っていた私も、そのうちなんだか可笑しくなり、いつの間にか、眠っていた。

二回目は 次の日の夜行列車。
当初、ツァーがウィーンから始まる予定だったのだが、最終的にチューリヒから始まることになったので、夜行列車で移動することにしたのだ。
日本で予約をした旅行会社によると、この夜行列車、ホテルトレインと呼ばれていて、まるでホテルに泊まっているように快適、ということで、今夜こそゆっくり眠れる・・と期待に胸を膨らませて 駅に向かった。
が、泊まっているのは、かなり古めで 小さい列車・・・
「ホームが変更になったのかな?」と思い、駅員の人に チケットを見せて確かめようとしたら、「ああ、この列車だよ」 
「えっ? そうなの?!!!うそ.....」と 心の中でつぶやいたが、仕方がない。
コンパートメントに座っていると、六人目の乗客が大きなリュックを担いで乗り込んできた、
その時、場内放送が低く流れる。「この列車、一時間出発が遅れます。よろしく・・・」
私たち6人、しばらく狭い座席に黙って座っていたが、やがて 積み上げられたシーツを分け合い、それぞれのベッドを作り、私は 一番上の寝台に登る。
パスポートを車掌に渡し、車内の明かりが消えると、一番下の寝台の人が ドアを閉め、鍵をかけた。
なんか トイレとか行けない雰囲気・・・やや息苦しい感じだったが、いつの間にか眠りに落ちる。

三回目は、泊まっている部屋でネズミに出会った夜。
ある日、明かりを消して、ベッドに入ると、暗闇で、なにか音がする。
そういえば、この家に住んでいる人たちから、ネコを飼っていた人が引っ越して以来、ネズミが出るようになった、でも、台所だけだから、あなたの部屋は大丈夫、という話を聞いたっけ・・・
始めは、誰かが廊下を歩く音だろうと思っていたが、その音、いつまでも止む気配がない。
思い切って電気をつけると、私がゴミ箱としてに使っていた紙袋から ネズミが飛び出し、木の壁の間の穴にスルスルと入っていった。
「キャーッ!!!!」
結局、その夜は 夜が明けるまで電気をつけっ放しにして寝る。 

やれやれ・・・

投稿者 yokomiura : 2006年07月02日 21:58