2004年10月20日
NYから戻って 5日
やっと時差ぼけが 少しなおってきたようだ。先週の金曜日、日本に帰ってきて、リハ2つ、ナレーションの録音などやったのだが、半分 夢の中・・・意識が朦朧としてなにをやったか、よく覚えてない。（いえっ 本番はちゃんとやりますっ！！大丈夫、たぶん・・・）
NYのスタジオと、Parisのライブ会場で録音した音源、ざっと聴いてみる。音質は とてもいい。内容は、じっくり聴いてみないとわからないが、トータルでみて そんなに悪くないような気がする。
今回は、オリジナル曲をソロでシンプルに弾いたものを録りたい、というのが最初の目的だったのだが、Matt WilsonとのDUO, 画家の牧野伊三夫さんとのコラボレーションのよる即興演奏、と いろいろなアプローチで演奏することができた。そのあと、フランスへ行き、BasistのJeanが企画してくれたコンサートで演奏。8日は 私を含め、7人の音楽家による即興演奏で、「ル・モンド」紙にも掲載されていた。お客さんがギャラリーにあふれるほど来て、熱気の中で演奏。とても楽しかった。10日は ソロ、デュオ、トリオという企画。ソロは、アンサンブルにくらべ、経験不足なので多少プレッシャーを感じていたのだが、思ったよりうまくいった。デュオは、去年 一緒にヨーロッパをまわったBasist,Paedが スイスから来てくれ、1年ぶりに演奏。トリオは Jeanが加わって、twin bass + Pianoの編成。Paed とJeanのコンビネーションがよく、のびのびやれた。
まだ 帰ってきて一週間足らずなので、頭の中がまとまらないが、期せずして今までの集大成のようにいろいろな形で演奏することができ、なにかひとつ吹っ切れたというか、また空っぽになって、新しいものをつくっていこうという活力のようなものが、体の中から湧きあがってくる感じがしている。