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2011年11月27日

海外旅日記1< NY 2001>

海外旅日記 1 

早いもので 2001年に海外で演奏を始めて、10年あまりが経ちました。
NY Yorkで体験した9.11同時多発テロに始まった私の海外音楽体験は、単に音楽だけでなく、いろいろなことを考える機会を与えてくれました。
私にとって海外に行く醍醐味は、一人で、まったく新しい環境に飛び込んで、そこで何ができるか、自分の中から力を汲み上げることです。
それはある意味、リスキーなことではありましたが、10年そういう旅を続けてきて、やってよかったなという手応えを感じています。
旅ではほとんど毎日日記をつけていました。
それらを紐解き、これから順にブログに書き綴っていこうかと思います。

New York 2001  プロローグ


私がFさんに会ったのは、ボストンの音楽院で彼女が師事していたPaul BreyをPin Innに招いてのワークショップだった。
その後しばらくして、三味線とsaxとピアノで、チャーリーパーカーの曲、”Donna Lee”を演奏していたとき 会場に聴きにきてくれたFさん夫妻と再会。
Fさん、Tさんは ボストンの音楽院でJazzを勉強して、NYで演奏活動を10年ほどやったのち、日本に戻ってきた人たちで、Fさんたちのどこか大陸的で大らかな雰囲気に惹かれ、いろいろと話しているうち、今度の9月NYに仕事で行くとき、一緒にいかないかと誘われた。そして、Fさんは、私が一枚もCDをつくっていないという話をきいて、NYで作ってみればと薦めてくれた。
最初は自信がなく尻込みしたが、海外では 多くのミュージシャンにとって、自分の音楽を録音しCDをつくることは音楽活動の一環として当たり前だという話をきいているうちに、そういえばオリジナル曲もかなりの数出来ているし、記念に一枚つくってみようかという気になり、行ってみることにした。


投稿者 yokomiura : 18:34