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2011年12月04日

海外旅日記2 < NY 2001>

NY 2001

8月28日

夕方 NY, JFK空港に到着。
イエローキャブで、Fさん夫妻のいるアパートへ向かう。
軽くお茶を飲んだあと、アパートのはす向かいにある“チェルシーマーケット”をのぞきに行く。個性的な店がいっぱい!
そのあと、イーストビレッジ、1丁目と2丁目都の間にあるDowntown Music GalleryにCDを見に行く。
Haveliというインド料理店で夕食。ベジタリアン・タリ(皿)とシュリンプカレー、マトンカレーを食べる。
最高だった!!!




8月29日

朝食を 近くのコリアンファーストフード店で済ませ、ビレッジを散歩。
いったん部屋に戻り、昼寝。シャワーを浴びて、おにぎりを食べ、ブルックリンにあるスタジオに、録音の打ち合わせに行く。
pianoを試奏させてもらう。( 素晴らしい響き!)
今回、せっかくの機会だから、NYのミュージャンとも共演してみたらと薦められていたので、soloのほか、duoも考えていると話すと、何人か候補を挙げてくれた。 
帰りにきのう行ったCDショップDowntown Music GalleryでCDを買い、そのあとBarに入り、ビールを飲んだ。道の向かいで、TVの撮影が行われていた。



8月30日

6時ごろ目が覚める。(時差ぼけ?)
バスでMidtownへ。
帰りに地下鉄の駅が見つからず、右往左往した。
やっと乗りこみ、14丁目で降りて出口に出たところ、方角がわからず、また右往左往・・・
Tさんに話したら、地下鉄から出たら、二つの大きなビル< ワールドトレードセンターのツインタワー>がある方向が南というふうに考えればいいよと教えてくれた。( 当時、このビルが12日後なくなってしまうとは、夢にも思っていなかった。)

12:20 Tさんと待ち合わせして、Bedfordにあるリハーサルスタジオに向かう。
駅前のメインストリートから道を曲がり、倉庫や工場が点在する人通りの少ない道を、延々と歩き、ようやくスタジオに着いた。(私一人で歩くのは、少し勇気がいるな・・・)
2時間Pianoを練習したあと、アパートに戻り、マーケットで買い物をし夕食。
近くのmeat marketという店には ビーフのかたまりが2000円くらいでゴロゴロころがっていた。アメリカはなんでも大きい!

夜はLive ハウス“Tonic”に行く。
ここは NYの即興シーンで今 最も注目されているところだ。(注:現在はもう無くなっている)。
ピアニストのマシューシップの演奏を目の前で見ることができたのに、時差ボケと疲れで、熟睡・・・!もったいなかった!



8月31日

Fさんに ビルの地下にある洗濯機の使い方を教えてもらう。
チェルシーマーケットでパンを買う。おいしい!!
Fさんたちが以前住んでいたところにあるlessonスタジオに、3人で行って練習。
音楽教室というが、庭のある美しい邸宅といった風情の建物で、ピアノもグランドピアノが2台入っている部屋で、一時間8ドル。

アパートに戻り、少し休息して ライブを見に行こうと思っていたのだが、
シャワーを浴びていたとき、足を滑らして、腰と頭を打ってしまい、大事を取って
一人留守番をすることになった。
(そのとき、ドーンとすごい音がしたらしく、居間にいたF夫妻は とっさに、わt浴槽大丈夫?!と思ったとか・・・ひどい!笑)



9月1日

きのうは 3時30分ごろ寝たわりに 早く起きた。10:00.
Lunchのソーメンがおいしかった。
リハーサルスタジオに行く途中、10日から一人で住むことになっているMidtown( hell’s kitchenのあたり)のアパートの下見に行く。
環境はそんなに危険ではなさそうだが、港のほうへ行く道はちょっと恐そうな雰囲気だから、気をつけよう。
シャワーをあびて “Tonic”へ。
今日は アートリンゼイが演奏していた。
会場に聴きにきていたTさんの知り合い、Oさんは 日本でも有名だったプロミュージシャンだが、現在は市民権をとり、タクシードライバーをやりながら、saxを吹き、ハーレムに暮らしているということだった。



9月2日

地下のランドリーで洗濯。
Peter Lugerというティーボーンステーキでは全米一美味しいという店で Lunch.
味はもちろん、大きさもSuper!!!
デザートに頼んでみたパフェは 6人で食べてちょうどいいくらいデカカッタ!

夜は ニッティングファクトリー( 注:これも今はなくなっている)に Henry Threadgillという人のグループを聴きに行く。
帰りに ピーカンナッツのパイを買って食べる。
めちゃくちゃ甘いけど、おいしかった!



9月3日
ソーホーのギャラリーを散策。

夜は Fさんたちは仕事があるというので 一人で“Tonic"へ出かける。
Andrea Neuwmanの演奏に心ひかれ、終わった後、思い切って話しかけ、自分の感想を伝えた。拙い英語ではあったが、彼女も気さくに応じてくれ、ちょっとこの街にとけ込んだ実感を持てた。
が、帰り道はまた迷い、12:00すぎ、地下鉄に乗り、ようやくアパートにたどり着いた。(ちょっと恐かった)




9月5日

録音は 6日か、9日にやることになった。
共演者は Matt Wilsonに決まる。



9月6日

ブルックリンのスタジオから電話。
今日の夜、ちょうど2時間ほど時間が空いているので、Soloの分だけやれないかということで、急きょレコーディングすることになった。
広々としたスタジオに置かれたグランドピアノは、日本のものとは異なる乾いた響きで、いつもとは違う音が聞こえてきた。
それはとても新鮮な感覚で、あっという間に2時間が過ぎた。
帰りにピザを買ってきて、Fさんたちとビールで乾杯。




9月7日

マンハッタンの北部、クロイスター美術館に行く。
190STにあるこの美術館、ハーレムを通り越してはるか北部にいくので治安が気になったが、32丁目からバスで一本で行けるという。
またしても迷いながらなんとかバス停を見つけ、2時間近くかかったが、無事到着。
Midtownからセントラルパークの東を通り、ハーレムを横切って、西に移動するこのバス、地域が変わるにつれ、街の様子、乗りこんでくる人々の雰囲気が変わるのが、興味深かった。
美術館は 南フランスのクサにあった修道院にあった回廊を一部復元したもので、まわりとは隔絶された静かで雰囲気に、心が癒された。




9月9日

今日は duo録音の日。
Mattとは、この日初対面。
ブースに入ったMattの音をヘッドホンの片耳で聴きながら、ピアノを弾いた。
全然打ち合わせはしなかったのだが、Mattの演奏は素晴らしく、アンサンブルは最高に楽しかった。(1sr CD ”Dialogue”)



9月10日

録音も無事終わり、今、心底リラックスしている。
実を言うと、NYに来て以来、初めての録音のことが頭から離れず、観光をしていてもいつもどこか緊張していて100%楽しむことができなかったのだ。

さあ、これから、一週間は本当のHolidayだ。心ゆくまで楽しめる!!!

あさってからボストンに移動するFさん夫妻に別れを告げ、46丁目の新しいアパートへ引っ越しをする。
新しいアパートはMidtownの西にある可愛らしい小さな部屋だ。



投稿者 yokomiura : 2011年12月04日 23:06