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2008年02月29日

散歩<3>

今日の散歩は 飯田橋。川をながめながら ブラブラと 日仏学院へ行ってみた。
i坂道を登っていくと、庭のある洒落た建物が見えてくる。
ル・コルビジェの弟子、板倉準三のデザインだという。
ガラスの天井から差し込む光と、白い壁に囲まれたふくらみのある三角形のラセン階段は 上から見ると、おいしそうなケーキのようだった。
10分遅れで、ブラッセリーのランチを食べ損なったのが、心残り・・・

投稿者 yokomiura : 23:40

2008年02月24日

片思い<2> 牧野さんの筆の音

4年前、NYのスタジオで 画家の牧野伊三夫さんとコラボレーションを行った。
牧野さんは、ブースに入って ヘッドホンで私の音を聴き、私は、ブースの窓から見える牧野さんの背中と絵、ヘッドホン越しに聞こえる筆の音を聞きながら、ピアノを弾いた。
このとき私のピアノ演奏だけでなく、ブースの中の牧野さんの筆の音も別トラックで録音していたのだが、
映像がないと、ブースの中の音は、雑音のように聞こえるだけでは、と思い、
結局、ピアノ演奏のトラックを残し、ソロピアノとしてCDをつくろうと思い、マスタリング。
しかし、なにかひとつ物足りない・・・
ずっと そんな思いをひきずり、今まで最終的に完成するのをためらっていたのだが
最近、コンピューターと仲良くなり始めたこともあり、最初にもらっていた録音データをもういちど
自分で見直してみようと決心。
オリジナルファイルを開き、私のピアノ演奏に 牧野さんの筆の音を部分的に重ねてみると、
あのとき感じていた空間が リアルによみがえってくる。
もういちど、全体の中で どういうバランスで入れるかプランをまとめ、
マスタリングし直してもらった。
くり返し聴いてみて、今やっと 自分の感じていた空間がつくれたという手ごたえを感じる。
完成が楽しみだ。

投稿者 yokomiura : 21:00

2008年02月19日

散歩<2>

有楽町の国際フォーラムに行ってみる。
ガラスでできた飛行船のような透明な天井は 抜けるような青空を映し出し、ビルの中は光で溢れている。
学生、子供連れの母親、サラリーマン・・・いろいろな人たちが、ベンチに座り、休んでいた。
エスカレーターに乗り、一階から外に出ようと思い、ふと振り返ると、壁づたいに ゆるやかなスロープで廊下が上のほうに向かっている。普通 立ち入り禁止とか書いてある雰囲気のものなのだが、何も書いていないし、いいのだろうと、誰もいないスロープを上り始めた。
廊下は、ビルの壁づたいに、ゆっくりと螺旋を描き、上に向かう。気がつくと、ベンチで本を読んでいた人たちが 小さくなり、ビルのてっぺん、”飛行船”の鼻先に着いた。
まわりが全部ガラスなので、外の景色の中に、自分が浮かんでいるような不思議な感覚だった。

投稿者 yokomiura : 19:59

2008年02月12日

片思い(1)

ずっと想いつづけていたのに、なかなか振り向いてもらえず、もうあきらめようかと思っていたのだが、最近になってやっと糸口がつかめそうな感じで、ワクワクしている今日この頃・・・
私とコンピュータの関係に春の気配・・・!ようやく会話ができそうな兆しが見えてきた。
先週は音源をWAVやmp-3に変換するやり方をやっと覚え、今日ひとつ、音源を切り貼りして、40分のものを15分に編集した。ほんとは この中から3分くらい抜き出して mp-3にしたものを準備しなければならないのだけど、とりあえず今日はこれでおしまい。
Editingというファイルをつくって入れた。
なんだか、うれしい・・・

投稿者 yokomiura : 20:20

2008年02月10日

散歩<1>

銀座の交通会館のビルの一番上にある丸い帽子のような形の展望レストラン、
一時間ほどで360度回転するというのを雑誌で読み、出かけてみた。
コーヒーを飲みながら、本を読んでいると、ゆっくりと景色が移り変わっていく。
プランタン、有楽町から東京駅に続く何本もの線路、電車、屋上のゴルフ練習用のネットの中で動く人の影、雪の間に見える緑・・・ 
ゆったりとした時間の流れのせいか、外の景色が古い映画の画面のように見えた。

投稿者 yokomiura : 23:53