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2006年08月26日

一週間

22日(火) プロツールスに入れた音源をミックスする作業の続きをする。素材を動かすのは出来るようになったのだが、切り貼りができないので、恐ろしく長い曲になる。音質も よく聴くと、ピアノの音、内部奏はまずまずだが、ガラスの音は小さいので、レコーディングのレベルを上げているせいか、ノイズが気になる。感度のいいマイクを借り、録り直すことにする。サイズももう少し、短くしよう。


23日(水) 久しぶりに 渋谷のヤマハに行く。
グールドのBach曲集(12枚組)がsaleだった。最近、無性にバッハを聴きたくなっていたところだったし、、一度グールドをまとめて聴いてみたいと常々思っていたので、思い切って買う。
家に帰り、聴いてみたが、グールドのピアノは、口語のような語り口で、体に抵抗なく入ってくる感じ。
グールドが好きになり、バッハもあらためて好きになった。


24日(木) ヴィオロンで Saxの山内さんとデュオ。
山内さんとコーヒーを飲みながら、話をしていると、お客さんが 少しずつ入って来た。
ここは、楽器だけでなく、声も 鮮明に響く。話し声や、足音、カップの音などが全体で、ひとつの音楽のように聞こえる。7時半から演奏開始。デュオ、休憩をはさんで 短いソロをそれぞれやり、再びデュオをやる。聴くというより、聞くというのだろうか、演奏が力を抜いてやれるようになってきた気がする。
帰りは、隣のタイ料理レストランで、打ち上げ。演奏の後のビールは 最高においしかった!


25日(金) 胡弓の吉田さん、ベースの服部さんとカナリアのリハ。カナリアというのはユニット名。最初、スペイン語でつけていた名前、カダ・ディア・メホールが、だんだんと変化してこうなった。
モンク、パーカー、バルバラ・・・などのJazzやシャンソン、オリジナル曲を演奏。テーマはメロディーライン、コード、ほとんど崩さず、シンプルにうたう形だが、響き、リズムのバランスがおもしろい。

夕方はAhup-yanの竹田さんと会い、チラシを配る場所など打ち合わせ。
帰りに、2ヵ所、寄って置かせてもらう。


ようやく少し涼しくなり、体が楽になってきた。
夏ばてでへばっていたが、そろそろ活動開始。がんばろう!

投稿者 yokomiura : 23:24

2006年08月21日

昼も夜も・・・

ミステリー、ますます深みにはまって、昼も夜も 暇を見つけては読みふけっている。7月から今までに 「ナイトホークス」「ブラックハート」「ラストコヨーテ」「ザ・ポエット」「トランク・ミュージック」、今日から「Blood Work」を読み始めた。
事件のからくりや、犯人を追い詰める過程よりむしろ、主人公の人間像に惹かれる。
作者のマイクル・コナリーは、とてもたくさん作品を書いているので、当分楽しめそうだ。
紅茶のほうが好きだった私が、最近、家でコーヒー豆をひいて飲むようになったのは、ミステリーの影響かもしれない・・・彼の小説に出てくる探偵や刑事たち、ミルクティーは飲まないのだ。

投稿者 yokomiura : 14:04

2006年08月17日

子供たち

3月に画家の牧野伊三夫さんと小倉でやった絵とピアノのコラボレ-ションのビデオを見る。
一部は 二人で、二部は子供たちを交えてやったのだが、一部のピンと張り詰めている空気に対し、二部ののびのびとした(学級崩壊を目の当たりにしていた感じ・・とある観客)雰囲気のコントラストがおもしろい。
絵を描くため準備した、土を水に溶かしたものを「う○こ」と連呼し、泥だらけになって走り回る恐れを知らぬ子供たち。画家も負けずに 子供の描いた漫画のようなまーるい顔に毛が3本の上に、水をかけ、木炭で塗りつぶしていく。「なにすんの?!おじちゃん!!」叫ぶ子供。その間も他の子供たちは 床に絵を描いたり、ケラケラ笑ったり、思い思いのことをしている。
ピアノの前にいた男の子ふたりは、初めてさわる鍵盤を前に、最初は緊張していたが、ペットボトルを中に入れ、プリペアドピアノのように、部分的に変な音が出るようにしてやると、目が輝き始め、最後はゲンコツで楽しそうにたたいていた。ちなみに、絵と音楽は、ほとんど無関係・・・
想像を超えた無節操さが、かえって新鮮だった。
このエネルギー、子供の自由さってすごいな・・・

投稿者 yokomiura : 00:32

2006年08月15日

やった~っ!!!

生まれて初めて コンピューターで曲をまとめた。
素材は、少しずつ、DATで好きな響きを録音し、プロツールスに入れていたし、
どういうふうに並べるのかも、大体のプランは出来上がっていたのだが、
肝心のこと、どうやってそれぞれの素材を移動させたり、切り刻んだりするのか、
技術的なことがわからなかったのだ。
今日、友達にそのやり方を教えてもらい、やっと、形にすることができた。
今、しみじみうれしい・・・

投稿者 yokomiura : 01:12

2006年08月10日

音遊び

部屋を整理していたら、カセットテープで おもしろい物を見つけた。
「音のいろいろ」 高野昌昭さんというかたが主催する音遊びの会というのに いちど参加したときに
もらったもので 今まで聞いたことがなかったのだが、馬のギャロップ、一万匹の蜜蜂の音、ベネツァの子犬、音をさせないための音具(?)日没の音・・・など 題名だけでも心惹かれる音15が 60分テープにおさめられている。
高野さんは、録音の仕事を長年されていた人で、その経験から、日常の中の音の面白さを ワークショップで教えてくださった。それぞれ持ち寄ったお茶碗の縁を ずっと指でなぞっているうちに、ポーという倍音が浮かび上がり、びっくりしたのを覚えている。
テープで紹介されている音は、現場の音を録音したものか、音具を使ったもので、どこかほのぼのとした響きがする。なによりも 音の背景にある情熱や、やさしさのようなものが伝わってきて、心満たされる思いがした。


投稿者 yokomiura : 00:16